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素材の違いを楽しむ2種類のイタリア革ミニショルダー

更新日:3 日前

写真の2つのミニショルダー。

ぱっと見は同じように見えますが実は使っている革がまったく異なります。

どちらもイタリアの老舗タンナーで丁寧に鞣された植物タンニンなめしの上質な牛革「ミネルバボックス」と「アリゾナ」という革好きの間では知られた素材です。

それぞれの革には個性があり、見た目だけでなく触れたときの感触や経年変化にもはっきりとした違いがあります。

ミネルバボックスミニショルダー

写真右のミニショルダーには、トスカーナ地方の名門タンナー「コンツェリア・ラ・ブレターニャ社」のアリゾナという革を使用しています。

自然なシボが特徴で、均一ではなく一枚一枚に個体差があり、ナチュラルな表情を楽しめます。張り感があり、しっかりとした手触り。新品の状態でもすでに存在感がありますが、使い込むうちに艶が増し、革の表情がより深みを帯びていきます。

アリゾナは少しカジュアルな印象もあり、ラフな装いにもよく馴染みます。カバンとしての形が崩れにくいのも特徴です。


左側には同じくイタリア・トスカーナ地方のバダラッシ・カルロ社の「ミネルバボックス」を使用しています。

この革はオイルをたっぷり含ませたしっとりとした質感と自然な艶が特徴です。

手に吸いつくような柔らかさがあり使い込むほどにさらに手に馴染んできます。

ロットにもよりますがシボ感は比較的おとなしく全体的に滑らかで落ち着いた印象を与えるためややきれいめなコーディネートにもおすすめ。

ミネルバボックスは表面加工がほとんどされていないナチュラル仕上げのため革本来の経年変化を楽しみたい方にぴったりの素材です。


どちらのミニショルダーもあえて装飾を排したミニマルなデザイン。

長財布ほどのサイズ感で、スマートフォンや鍵、リップなど必要最低限のものを入れてちょっと出かけるのにちょうど良い大きさです。

革紐は結び位置を調整することで長さの変更が可能。コートや厚手のニットの上からでも自然に身に付けられるように配慮しています。

そして内側にはあえて裏地を付けていません。

これは革本来の質感をダイレクトに感じてほしいという意図から。

ただし、革の裏面には特殊な処理を施し粉っぽさや毛羽立ちが出にくいよう工夫しています。

これにより裏地がなくても中身が汚れにくく、長く快適にお使いいただける仕様となっています。


通常ミネルバボックスのショルダーは受注生産での対応となりますが今回はご好評いただいていることもありあらかじめ少し多めに製作しました。

すぐにお届けできる在庫分がございますので気になっていた方はこの機会にぜひ。


アリゾナもミネルバボックスも使い込むほどに色艶が増し持ち主のライフスタイルとともに表情が変わっていきます。

同じデザインでも革が変わるだけでこんなにも違った印象に。

ぜひ写真を見比べてお好みの風合いを見つけてみてください。

ご不明点やご相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください。




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