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sample bag / 思い入れの詰まった防水キャンバス ミニトートバッグ

  • 2021年4月16日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月16日

防水性を備えた特注生地で仕立てたミニトート。

思い入れが深いミニトートの一つです。

こうした素材や用途の違いを含め、現在製作している鞄については一覧でもまとめています。



防水キャンバスを使用したミニトートバッグ

もともとこのミニトートは、アパレルブランドから継続的にご依頼をいただいていた時期に生まれたモデルです。

3ヶ月から半年のスパンで複数型を作り続ける中で、国内で入手できる革や生地はひと通り試しきってしまい、次に何を作るべきか、いわば“ネタ切れ”のような状態に陥ることもありました。

形だけを変えても新しさは出ず、どうしても似たものに収束してしまう。

そんな状況の中で、「素材を変える」という方向に振って生まれたのが、このトートです。


防水性を持たせたキャンバス生地を使用することで、従来のレザーバッグとは異なる軽さや扱いやすさを持たせつつ、日常使いに適したバランスに仕上げています。

日常での使い勝手という点では、よりコンパクトで取り回しの良いミニショルダーバッグも製作しています。

用途や持ち方の違いによって、同じ“日常使い”でも選び方が変わってくるはずです。


防水トートバッグ

素材選びと開発の背景

その頃、形状だけでなく素材そのものに新しさを加える必要を感じ、素材提案にも力を入れるようになりました。このトートは、そうした模索の中から試作された「1stサンプル」の生地を使って仕立てたもの。

表面は一見シンプルなキャンバスですが実は裏面に防水コーティングを施しており、雨や水濡れに強い仕様になっています。

加えて、軽量なキャンバスならではの使いやすさも健在。

ふだん使いはもちろんですが、滅多にないとは思いつつも「万が一水を運ぶ必要があっても対応できる」ほどの防水性があります。

実際にバケツのように水を入れても漏れないほどで、素材の機能面にもしっかりこだわっています。

防水トートバッグの裏地

デザイン性と使いやすさを両立

補強部分にはイギリス・スーパーバックを使用。

きめ細かく、しなやかな質感は見た目にも上品でトート全体の印象を引き締めてくれます。

開口部やハンドルにはしっかりと補強を入れ、Dカンも付属しているため、肩紐を取り付ければショルダータイプとしてもお使いいただけます。

防水トートバッグの歩行部分
防水トートバッグ持ち手

いつか日の人の目に触れる日が来ることを

この生地にはさらに“続き”があります。

初期のサンプルでは満足できず、エンボス加工を加えて模様を出すなど、試行錯誤を繰り返しました。

正直に言えば、布帛については素人同然で、素材開発に協力してくれた友人や生地屋さんにはずいぶんと迷惑をかけたと思います。

それでも一緒になって粘り強く付き合ってくれたことへの感謝とこの生地で形になったこのミニトートへの想いはほかのどのバッグとも違う特別なものです。


いつかこの生地で作ったシリーズをしっかりと形にし、もっと多くの人の目に触れるものにしたい——

バッグそのものだけでなく、背景にある素材開発のストーリーや、試行錯誤の時間も含めて、何かを感じていただけたら嬉しく思います。

AZZWELL - Leather & Metal Craft -

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