一枚革で仕立てた“これぞレザーバッグ”
- AZZWELL
- 1月26日
- 読了時間: 2分
更新日:6月6日
贅沢に一枚革を使用しシンプルながら圧倒的な存在感を放つショルダーバッグが完成しました。
使用している革は、イタリア・トスカーナ地方の老舗タンナー「ワルピエ社」によるブッテーロレザー。
植物タンニンで鞣されたこの革は繊維が密に詰まっておりしっかりとしたコシと奥行きのある艶が特徴です。
何より使い込むほどに色艶が深まり手にしっくりと馴染んでいくその変化こそ革好きの心を掴んで離しません。今回はこのブッテーロを贅沢に一枚革で使用
継ぎ目のないミニマルな構造にすることで素材の力をストレートに伝えられるバッグに仕上げました。
無骨さと上品さが共存する佇まいはまさに「これぞレザーバッグ」と呼ぶにふさわしい存在感を放ちます。
内装は極限までシンプルに。ポケットも仕切りもありません。
必要なものだけを無理なく受け止めるシンプルな設計です。
こうした作りは見た目以上に難しく縫製・裁断・コバ磨きまで一つひとつの技術が求められます。
だからこそ持ったときに感じる重厚感と安心感、そして経年で深まる味わいがより際立ち見せかけではない「本物」を日々の相棒にしたい方へ心からおすすめしたい仕立てです。

バッグの表情を引き締める留め具には、オリジナルのシルバー製コンチョを使用。
中央には立体的なモチーフを、周囲には細やかな手彫りを施しています。
革と同じくシルバーも使うほどに深みが増す素材。
時を重ねるごとに唯一無二の表情へと育っていきます。

シンプルであること。
長く使えること。
そっと寄り添ってくれるような存在であること。
そんな思いからこのバッグをつくりました。気取らず、流行にとらわれず、自分らしさを大切にする方に使っていただけたら嬉しいです。
革好きな方、長く使えるものを探している方、毎日に少しだけ「いいな」と思えるものを加えたい方へ――
この一枚革のショルダーバッグが暮らしの中に静かに馴染んでいく存在になれば幸いです。

