手染めオーダーメイドベルト
- AZZWELL
- 2022年2月20日
- 読了時間: 3分
更新日:3月19日
今回は5m/m弱ある厚く硬い革を40m/m幅で希望の色 ネイビーに染めて手染めのオーダーメイドベルトを製作しました。初めに切り出し, 厚く硬いのいでなかなか切り応えありました。
裁断後にバックルを止める部分(返し)を薄く漉いて革の端っこを丸く大まかに削っておきます。
硬いので薄く漉くのもなかなか大変です...
初めに切り出し, 厚く硬いのいでなかなか切り応えありました。
裁断後にバックルを止める部分(返し)を薄く漉いて革の端っこを丸く大まかに削っておきます。
硬いので薄く漉くのもなかなか大変です...

このままだとただ硬いだけのゴツいベルトになってしまうのである程度のしなやかさと使っていくうちに馴染むように裏側から油分を足していきます。
しっかり染み込んでムラなく馴染むまで1週間ほど継ぎ足しで入れていきます

ムラなくオイルが入ったらようやく染めに...
染めは予期せず周りが汚れたりするのでシートの上でやるのはもちろん洋服や手も汚れてしまい
汚れた手で他の製作が出来なくなるのでひと段落ついた夕方以降に始めます。
1度塗ったくらいでは全然染まらないので何度も繰り返し染めながらコバ(ベルトの角)も丸く」整えて形を作っていきました。

吸い込みが強いので床面(裏面)なんて全く染まらないです... これでだいたい3〜4回染めた段階です。
乾かないとどれくらい染料が入っているかわからないのでとりあえ今日はここまで

翌日から繰り返しつつコバ(ベルトの角)を削って整えて... ひたすら反復で
1週間ほど経つと色もかなり濃いネイビーになってコバも丸くなってベルトらしくなってきました。
1日目と比べると違いが分かり易いかと思います。


さらに何度か染めて乾燥してを繰り返し...
ある程度色抜けが落ち着いてきたら最後に床面から一度オイルを薄く入れてベルトをした時に洋服につかないよう色止めをします(いくら色止めをしても100%防止するのは難しいです)
色止めと並行して裏面がザラつかず着け心地が良くなるようツルツルに裏処理もしてとりあえず染めの作業は終わり。

最後にコバ(ベルトの角)の最終仕上げと吟面(革の表面)の仕上げをして完成
個人的にはかなり良い色のネイビーに近づいたのではないかと思います。
穴数も9穴と多くて頑丈なので一生使えるベルトになったのではないかと...
染料染めなので色の褪色は必ず有りますがどのようになるのか楽しみです。
(右が2〜3回染め,左が最終形)



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