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シルバー925 バックルセット 25mmオーダーベルト

更新日:10月22日

シルバー925バックル セット 25mm オーダーベルトいう選択

腰元を飾るバックルは、控えめでありながらしっかりと存在感を放つパーツです。

今回製作した「シルバー925 バックル セット 25mm オーダーベルト」は、25ミリ幅のベルトに合わせた3ピース構成。バックル・サルカン・剣先がひとつの流れを描くように仕立てられています。

ただの金具ではなく、全体がひとつの完成されたデザインとしてまとまること、そこに当工房ならではのこだわりがあります。


板から切り出してバックルを作成中

板から削り出す確かな工程

製作は厚みのある板材を使い、大まかな形をくり抜くところから始まります。

切削や整形は見た目以上に緻密な作業です。

糸鋸で少しずつ形を追っていく工程は、一見すると単純に思えるかもしれません。

ですが、刃先のわずかな角度や力加減で仕上がりが大きく変わってしまうため、実際にはかなりの集中力と経験を必要とします。

素材の硬さや抵抗を指先で感じ取りながらイメージ通りのラインを削り出し、その後、光の反射や装着時のバランスを意識しながら少しずつ整えていきます。

わずかに立てたエッジや、光の角度によって生まれる陰影は、機械ではなく手作業だからこそ表現できるもの。サルカンや剣先も同じように板から削り出し、革帯に合わせながら全体の統一感を意識しつつ進めています。


25mm幅のシルバー925バックルとサルカン

丸みと厚みがもたらす立体感

25mm幅というサイズは、20mmより少し余裕があります。

その分だけ全体に丸みと厚みを与え、立体感を強調しました。

バックル本体だけでなく、サルカンや剣先にも厚みを持たせることで、凛とした表情と重厚感をあわせ持つ仕上がりに。

正面からはすっきりとした印象、側面からは立体的な存在感を楽しんでいただけます。

また、当工房のシルバーバックルにはセンターにわずかな「エッジ」を立てています。これは単なる装飾ではなく、ベルトを身につけたときに光を美しく反射させるための工夫。

光の入り方で陰影が変化し、平面的なパーツが立体的に浮かび上がるのです。


ベルトとともに完成するデザイン

バックルはそれ単体で完成するものではありません。

革帯と組み合わせ、腰に装着して初めて魅力が際立ちますので革との調和や光の角度まで計算に入れ、最後の磨き上げまで丁寧に仕上げました。

完成した「シルバー925 バックル 25mm セット」は、フォーマルにもカジュアルにも馴染む万能な存在。

主張しすぎず、それでいて確かな存在感を放ちます。


最後に

本記事ではバックル製作背景とこだわりをご紹介しました。

ベルト用に特注で製作した工房オリジナルのサドルレザーについても、実は深いこだわりがありますが

長くなるのでそれはまた別の機会でお伝えできればと思います。


今回製作したバックルセットを使用したオーダーベルト製作ももちろん承っております。

「自分の一本を持ちたい」と思われた方は、ぜひ商品ページものぞいてみてください。


今回ご紹介の25ミリ 3ピースオーダーベルトは下記より


シルバー925の輝きを活かしたベルトのラインナップ


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