シルバー925バックルセットで完結するオーダーベルト
- AZZWELL
- 2024年10月6日
- 読了時間: 3分
更新日:10月15日
光を意識したオーダーベルト&シルバー925バックルセット
今回ご紹介するのは、バックル・サルカン・剣先のシルバーパーツを一貫したコンセプトで製作した20mm幅のオーダーベルト シルバー925バックルセットです。
各パーツは単体でも使用できるように作られていますが、このベルトにおいては「セットで構成すること」に本質があります。
バックルから始まりサルカンを通って剣先へと抜ける光の流れ。
その一体感がこのベルトを特別なものにしています。

彫りとシルエットが生む「光の流れ」
今回の製作において特に意識したのは「光の扱い」です。
装飾としての派手さではなく、着用時にどのように光を受け、どう反射し、どう流れて見えるか。
その視点から彫りやライン取りを決定しました。
板材から削り出し、立体を整えた後に施す彫刻。
角度が深すぎれば硬さが強調され、浅すぎれば陰影が消える。
その緊張感のある工程で、わずかな加減を見極めることが重要です。
仕上げられたパーツは、静かな中にも動きを感じさせるような表情を持ち、装着時に自然な光の流れを演出します。

セットで成立する一体感あるデザイン
光の流れ、反射を意識したライン取りは静かな中にも動きを感じさせるような造形に仕上げようと心がけました。
紹介している製作写真からも伝わる通り無垢の板から削り出し、立体を整え、さらに手作業で彫りを入れる。彫りが深すぎれば硬く見え浅ければ陰影が死んでしまう。
わずかな加減が仕上がりを左右する緊張感のある工程です。
そして、このベルトでもっとも大切にしているのがそれぞれのパーツが単体で目立つのではなく、バックルから剣先までが一本の線として自然につながっていくような、流れるようなフォルムを目指しているという点です。
バックルから始まる光のラインがサルカンを通って剣先まで抜けるようにな全体を通して“ひとつのデザイン”として見えることを重視しました。
だからこそ、このベルトは単なるパーツの寄せ集めではなくセットで構成することによって初めて成立するベルトです。
各パーツは個別でも使用できるように作られていますがこのベルトにおいてはセットで使うことで初めて全体に一体感と美しさが生まれ各パーツがそれぞれの役割を持ちつつ全体で一つの流れを形づくる──
そこにこのベルトセットの本質があります。

調和の美を纏うオーダーベルト
「単体で映えるデザイン」ではなく「全体で調和する美しさ」を追求したシルバー925バックルセット。
彫りや立体のバランス、そして光の反射までを考慮したデザインは、着用者の存在感を自然に引き立てます。細部まで神経を使い仕上げたこの一本は、フォーマルにもカジュアルにも合わせやすく、長く愛用いただけるオーダーベルトに仕上がりました。




