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シルバー925バックルセットで完結するオーダーベルト

  • AZZWELL
  • 2024年10月6日
  • 読了時間: 2分

更新日:2 日前

バックル・サルカン・剣先のシルバー925製パーツを一貫したコンセプトのもとで製作した20m/m幅のオーダーベルト シルバー925 バックルセット


それぞれのパーツには、共通するかたちの“感じ方”や捉え方があります。

どう見せたいかというより「身につけたときにどう見えるか」「どう感じられるか」という視点で形を決めていったということです。

中でも特に意識したのは「光」。装飾としての光ではなく着用したときにどのように光を受けどう反射し、どう流れて見えるかということを出発点にしています。

シルバー925バックル

そのため表面に入れる彫りの角度や立ち上がりのシルエットには細かく神経を使いました。

光の流れ、反射を意識したライン取りは静かな中にも動きを感じさせるような造形に仕上げようと心がけました。

紹介している製作写真からも伝わる通り無垢の板から削り出し、立体を整え、さらに手作業で彫りを入れる。彫りが深すぎれば硬く見え浅ければ陰影が死んでしまう。

わずかな加減が仕上がりを左右する緊張感のある工程です。

シルバー925バックル

そして、このベルトでもっとも大切にしているのがそれぞれのパーツが単体で目立つのではなく、バックルから剣先までが一本の線として自然につながっていくような、流れるようなフォルムを目指しているという点です。

バックルから始まる光のラインがサルカンを通って剣先まで抜けるようにな全体を通して“ひとつのデザイン”として見えることを重視しました。


だからこそこのベルトは単なるパーツの寄せ集めではなくセットで構成することによって初めて成立するベルトです。

各パーツは個別でも使用できるように作られていますがこのベルトにおいてはセットで使うことで初めて全体に一体感と美しさが生まれ各パーツがそれぞれの役割を持ちつつ全体で一つの流れを形づくる──

そこにこのベルトセットの本質があります。


製作過程でも始まりから終わりまでの「流れ」を大切にしています。

たとえば彫りの角度やラインの曲がり方は次のパーツへと自然に繋がっていくように考え、各パーツは単体で完結しながらも他と呼応するようイメージしてに仕上げました。


完成したとき、着用者の動きに合わせて光が流れベルト全体がひとつの意志を持って輝く──

そんな印象を生み出すことを目指しました。

「単体で映える」ではなく、「全体で調和する美しさ」を目指したバックルセットです。





シルバー925バックル


剣先パーツ

シルバー925バックル

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