ブライドルレザー×手彫りシルバーバックルのオーダーベルト
- AZZWELL
- 5月30日
- 読了時間: 2分
更新日:3 日前
今回ご紹介するのは、英国ベイカー社のブライドルレザーとシルバー925製のバックルを組み合わせたこだわりあるオーダーベルト。
革はイギリス・デヴォン州の老舗タンナー「J&FJ Baker(ベイカー社)」のブライドルレザーを使用。
ベイカー社は現存する英国唯一のピット槽による植物タンニンなめし製法を守る名門で完成までに一年以上の時間を要する入手困難な希少な革を供給しています。
この革は張りのある堅牢さと十分な油分を感じる独特の手触り、使い込むほどに深まる艶が特徴。
最初は少し硬さを感じるかもしれませんがゆっくり時間をかけて身体に馴染んでいく「育てる革」です。
今回選んだのはシックなブラック。
スーツスタイルにもカジュアルにも合わせやすい万能な一本に仕上がったかと思います。

素材そのものが良くても仕立てが甘いと台無しなので細部の仕上げにもこだわっています。
まず、ベルトの「コバ(革の断面)」は丁寧に何度も手で磨きを重ね艶のあるなめらかな仕上がりに。
触ってみるとその滑らかさに気づいてもらえるはずです。
そして「剣先(ベルトの先端)」の形は丸みを持たせつつシャープになりすぎない絶妙なラインを意識しています。使いやすさだけでなくベルト全体の印象を左右する重要なポイントです。

ベルトの顔ともいえるバックルにはシルバー925のプレーンなものに手彫りで唐草模様を施しています。
唐草模様は「繁栄」や「永続性」の象徴でもありクラシックながらも意味を持つ装飾です。
均一な機械彫りではなく一点一点 手作業で人の手によって刻まれた強弱のある模様は光の当たり方で陰影が変わり、着ける人の動きに合わせて表情を変えます。
手彫りならではの立体感と銀ならではの輝きが融合して主張しすぎず、でも確実に目を引くベルトの顔となっています。



革も銀も、年月とともに味わいが深まる素材なのでしっかり使い込んで自分だけの一本に育ててもらえたら嬉しいです。
このベルトはただ腰に巻く道具というだけでなく時間とともに「育てていける楽しさ」が詰まっています。
しっかりしたものを長くできれば一生使いたい、そんな方におすすめの一本です。
※オーダー品は順番に製作するため状況によりお時間をいただくことになりますが楽しみにお待ちいただければ幸いです。