一点ものブライドルレザー×シルバーバックル仕立てのオーダーベルト
- AZZWELL
- 5月30日
- 読了時間: 3分
更新日:10月26日
ブライドルレザーで仕立てたオーダーベルト
今回ご紹介するのは、英国ベイカー社のブライドルレザーとシルバー925製のバックルを組み合わせて仕立てた、こだわりあるオーダーベルト。
革はイギリス・デヴォン州の老舗タンナー「J&FJ Baker(ベイカー社)」のブライドルレザーを使用。
ベイカー社は現存する英国唯一のピット槽による植物タンニンなめし製法を守る名門で完成までに一年以上の時間を要する入手困難な希少な革を供給しています。
ベイカー社のブライドルレザーについて
この革は張りのある堅牢さと十分な油分を感じる独特の手触り、使い込むほどに深まる艶が特徴。
最初は少し硬さを感じるかもしれませんがゆっくり時間をかけて身体に馴染んでいく「育てる革」です。
今回選んだのは深みのあるブラック。
スーツスタイルにもカジュアルにも合わせやすい万能な一本に仕上がりました。

細部に宿る仕立てのこだわり
素材そのものが良くても仕立てが甘いと台無しなので細部の仕上げにもこだわっています。
まず、ベルトの「コバ(革の断面)」は丁寧に何度も手で磨きを重ね艶のあるなめらかな仕上がりに。
触ってみるとその滑らかさに気づいてもらえるはずです。
そして「剣先(ベルトの先端)」の形は丸みを持たせつつシャープになりすぎない絶妙なラインを意識しています。使いやすさだけでなくベルト全体の印象を左右する重要なポイントです。

唐草模様を施したシルバー925バックル
ベルトの顔ともいえるバックルにはシルバー925のプレーンなものに手彫りで唐草模様を施しています。
唐草模様は「繁栄」や「永続性」の象徴でもありクラシックながらも意味を持つ装飾です。
均一な機械彫りではなく一点一点 手作業で人の手によって刻まれた強弱のある模様は光の当たり方で陰影が変わり、着ける人の動きに合わせて表情を変えます。
手彫りならではの立体感と銀ならではの輝きが融合して主張しすぎず、でも確実に目を引くベルトの顔となっています。



時とともに深まる味わい
ブライドルレザーもシルバーも、年月とともに変化を楽しめる素材。
革の艶が増し、シルバーの輝きが柔らかくなっていく過程はまさに“育つ”感覚、時間をかけて馴染んでいく姿は持ち主のスタイルや生き方を映し出します。
工房では、遠方のお客様ともメールでのやり取りを重ねながら製作を進めています。
革の色味、バックルデザインなどの細かなご相談も可能です。「手に取れないからこそ不安」という方にも、安心してオーダーしていただけるよう心がけています。
このブライドルレザーのオーダーベルトは、単なる装飾品ではなく、時間とともに育てる相棒のような存在。しっかりしたものを長く、できれば一生使いたい、そんな方におすすめの一本です。
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