極小の手縫い二つ折り財布
- AZZWELL
- 2022年1月4日
- 読了時間: 3分
更新日:8月3日
財布の使い方が多様化する中、「カードは別で管理するから、現金用の財布は最小限でいい」という声をよく耳にします。
今回は、そうしたニーズに応える最小サイズの手縫い二つ折り財布をご紹介します。

設計の基準は、日本で最も大きな紙幣である「1万円札」がぴったり収まること。
それ以外は極限までそぎ落とし、無駄のないサイズ感と薄さを追求しました。
ポケットにもすっきり収まり、持ち歩くストレスを最小限に抑えたミニマルな一品です。
素材は、外装にイタリア・バダラッシカルロ社の「リスシオレザー(ネイビー)」、内装には同じくイタリア・ワルピエ社の「ブッテーロ(ナチュラル)」を採用しました。
リスシオの滑らかでコシのある質感は、手のひらで扱うたびにしっとりとした馴染みを感じさせます。
深みのあるネイビーは、光の角度で微妙に表情を変え、使い込むことでより美しく艶を増していきます。
対して、ブッテーロのナチュラルは経年変化がはっきりと現れる革。
使用を重ねるうちに飴色に変わり、外装とのコントラストが一層引き立ちます。
この二種の革が生む変化のバランスも楽しみのひとつです。

縫製はすべて手縫い。
フランスの老舗「Fil au Chinois(フィル・オ・シノワ)」の麻糸を使用しています。
この蝋引きリネン糸は、しなやかさと強度を兼ね備え手縫いならではの立体感ある縫い目を実現。
見た目の美しさだけでなく、日常の使用に耐えうる確かな強度を持っています。
ミシンでは得られない、革と糸が一体化していく感覚をぜひ体感してください。

小銭入れにはBOX型コインケースを採用し、視認性と取り出しやすさを両立。
最低限の現金をスマートに扱うことができます。
カードスロットはあえて省き、「カードは別のカードケースにまとめる」方に特化した設計。
セカンド財布としても、キャッシュレス時代の現金専用サブとしても、ちょうどいいサイズ感です。


カード収納が必要な方には、スタンダードな二つ折り財布もご用意しています。
立体構造の小銭入れで、見た目以上の収納力
カード段裏や小銭入れ裏の隠しポケットで収納を最適化
仕切り付きの札入れでレシートや紙幣を整理可能
用途に応じて選べる2モデル、それぞれに違った魅力があります。
ライフスタイルによって、財布の最適解は人それぞれ。素材・構造・仕立ての全てにこだわり抜いたミニマルな財布が、あなたの日常にちょうどいい存在になれば嬉しく思います。
毎日手にするものだからこそ、使いやすさと素材の美しさのどちらも大切にしたい。
この小さな財布には、手縫いと2種の上質なイタリアンレザー、そして使い手のスタイルに寄り添う設計思想が詰まっています。
長く使うことで深まる革の表情を、ぜひ一度手に取って確かめてみてください。
最大紙幣の1万円札がピッタリ収まるミニマムサイズ 最小な二つ折り財布
カードを入れたい, もう少し収納が欲しい方はこちらの二つ折り財布
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