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電子決済も現金も──中間を考えた薄型ミドルウォレット、ブッテーロ革財布

  • AZZWELL
  • 2024年10月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:6 日前

電子決済が主流でも財布は必要

スマートフォン決済や交通系ICカードが当たり前になった今、現金を使う機会は確かに減りました。

しかし、現金がまったく不要になったかといえば──それも違います。

商店や食堂などでは、まだ電子マネーが使えない場面も多く、ちょっとした支払いに紙幣や小銭を持たないと不便を感じます。つまり今の生活には、「現金も少し、電子決済も日常」という両立が求められています。


そんな現代の使い方に合わせて生まれた革財布が、ブッテーロ ミドルウォレットです。

長財布ほど大きくなく、カードケースほど小さすぎない──

ちょうどいいサイズで、必要な機能をしっかり備えています。


共存する革財布 ブッテーロ ミドルウォレット

このミドルウォレットは、ポケットにすっきり収まる厚みながら、お札・小銭・カードをバランスよく整理できる設計になっています。

開いた時に一目で全体が見渡せ、出し入れもスムーズ。

試作段階では“実験的”な位置づけでしたが、使い勝手の良さからそのまま私自身の“日常使いの財布”として定着してしまいました。

まさに、「キャッシュレスと現金の共存」を自然に叶える財布です。


薄型コンチョ財布

ブッテーロレザーの魅力と経年変化

この財布に採用したのはイタリアの名門タンナー ワルピエ社が生み出すブッテーロレザー。

繊維が締まったコシのある革質で、使い込むほどに透明感のある艶が現れます。

手にするたびに経年変化の楽しみを味わえるのも大きな魅力です。

特に薄型の設計だからこそ、革の表情がダイレクトに伝わりやすく、シンプルな構造と上質な素材感が一体となって「革そのものの存在感」を存分に堪能できます。


デザインのこだわりと手仕事の温もり

初期モデルでは装飾をほとんど排し、シンプルさを重視しました。

しかし製品版では要所にステッチや飾りネンを加えることで、立体感と温かみを演出。

さらに手作業ならではの仕立てが持つ「揺らぎ」が、機械的ではない独特の存在感を生み出しています。

また、コンチョボタンをあしらった仕上げは、単なる留め具以上に「革財布を持つ楽しみ」を象徴するディテール。控えめながらも個性を添えています。


収納面でも進化を重ねています。

カードポケットは出し入れの動線を考慮し、小銭入れは見やすさと取り出しやすさを両立させた設計にアップデートしました。

この工夫により、サイズ感を損なわずに実用性を高めています。

電子決済がメインの時代にあっても、財布に求められるのは「取り出しやすさ」と「持ち運びやすさ」。

このミドルウォレットはその両方を満たすことを目指しました。


いまの時代に合う「ちょうどいい財布」

財布の役割が変化していく中で、「いま本当に使いやすいものとは何か」を問い直し、出した答えがこのミドルウォレットです。

大きすぎず、小さすぎず──電子決済と現金の両立をスマートにこなす現代的な革財布。

長く使い込むことで表情を増していくブッテーロレザーの魅力を、ぜひ日常の中で味わっていただければと思います。


※下記製品版はステッチ、飾りネンなどを施し、内装もより使いやすく改良してあります。


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