経年変化が楽しめるサドルレザー薄型財布|手縫いで仕立てる特別な一品
- 2025年8月19日
- 読了時間: 3分
サドルレザー生成りの手縫い薄型財布
今回製作したのは、サドルレザー生成りを使用した総手縫い仕立ての薄型財布です。
生成りは染色を施さない分、革本来の表情を最も感じられる色。
使い始めは明るく素朴な印象ですが、日々使うことで少しずつ飴色へと変化し、自分だけの風合いへ育っていきます。
サドルレザーならではの適度な油分と張りのある質感は、使い込むほどにしなやかさを増し、10年以上愛用される方も少なくありません。
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また、サドルレザーという素材の特徴や経年変化については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
サドルレザーの生成りは久しぶりの使用。
適度な油分と少し張りのある硬めの質感が魅力で、使い込むほどに飴色へと変化していく堅牢な素材です。
人によっては10年以上使い続ける方もいるほど、末長く愛用できる革の代表格といえます。

パーツごとの厚み使いで質実剛健な仕上がり
当然ですが財布などはこの薄型財布含め、数種の革厚をパーツごとに使い分けています。
被せやマチ、カードケースなど、それぞれの役割や負荷に応じた最適な厚みを選定。
サドルレザーのような張りのある素材で全パーツを同じ厚みにしてしまうと、見た目もさることながら使い勝手や耐久性に影響が出ることがあります。
今回はお客様のリクエストで全てのパーツを通常モデルより少し厚めに製作し、より質実剛健で長く使える仕上がりとなりました。

手縫いで仕立てる温もりと個性
縫製はすべて一針一針手縫いで行っています。
使用した糸は、フランス製麻糸「シノア」のナチュラルよりややベージュ寄りの色。
糸の番手(太さ)も通常より少し上げた太めを使用しました。
革の生成り色に自然に馴染み、時間とともに糸も革と一緒に味わい深く変化していきます。
裁断、縫製、仕上げに至るまで全て手作業だからこそ、既製品では味わえない温かみと個性が宿ります。

使う人とともに育つ財布
生成りのサドルレザーは、完成した瞬間が完成形ではありません。
手に触れ、光を浴び、時間を重ねることで少しずつ色艶を深めていき、毎日の使い方によって育ち方は変わるため一つとして同じ表情にはなりません。
だからこそ、この財布は「使う人が完成させる財布」だと考えています。
これから何年も使い続けた先に現れる飴色の艶も、楽しみの一つです。
黒とは異なる生成りならではの魅力
黒のサドルレザーが落ち着いた存在感を楽しむ革だとすれば、生成りは日々変化していく様子を楽しむ革です。
新品では素朴だった革が、少しずつ飴色へと変わり、艶をまとっていく。
その変化を毎日眺められることこそ、生成りならではの魅力です。
同じサドルレザーでも、色が変わるだけで育ち方や印象は大きく変わります。
サドルレザーをもっと知る
サドルレザーは、色によって表情や経年変化の楽しみ方が大きく変わります。
また、素材だけでなく、手縫いや革の厚みの使い分けといった細かな積み重ねが、長く使える財布へとつながっています。
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