再構築したボックス型のレザーバッグ
- AZZWELL
- 2024年7月9日
- 読了時間: 2分
更新日:6月3日
今回ご紹介するのは約20年ぶりに製作したボックス型のレザーバッグです。
長年温めてきたアイディアを形として再構築したもので小ぶりながらしっかりと存在感のある一点になりました。

革は厚めのものを選びしっかりとコシのある仕立てにしています。
全体をパイピングし、角の出方にもこだわりました。
どこから見ても「カチッ」とした箱型の立体が維持されまさに「バッグらしいバッグ」ができたと感じています。

製作にあたり昔の型紙を元にしながらも、サイズ感や収まり具合はすべてリサイズしています。
スマホや財布、キーケースなど最低限の持ち物がしっかり収まるサイズで日常使いにも適した大きさです。

実は製作を始める前「作り方を完全に忘れてしまっているのでは…」という不安もありましが、いざ手を動かすと不思議と身体が覚えていてくれて流れるように工程を進めることができました。
やはり、手仕事というのは蓄積されていくものだと改めて感じさせられた制作になりました。
今回の仕上げのポイントはシルバーコンチョです。
コンチョは単なる装飾ではなくバッグ全体の「締め」にもなっています。
印象を程よく引き締めてくれるワンポイントです。
また、コンチョと鹿紐の組み合わせにより、クラフト感も演出しています。派手すぎず、でもどこかに「自分だけの個性」を感じさせるアクセントになるよう心がけました。
こちらのバッグに使用したコンチョは下記よりご覧いただけます。
バッグに使ったコンチョはこちら
