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テンペスティMINEの経年変化と魅力|SIRI SIRIのスマホショルダー

  • 3月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:16 時間前

SIRI SIRI スマホショルダー|テンペスティMINEレザーで仕立てる佇まい

今回製作したのは、ジュエリーブランドとして知られるSIRI SIRI(シリシリ)さんのスマホショルダー。


SIRI SIRI スマホホルダー テンペスティMINEレザー

使用した革はテンペスティ社のMINEレザー。派手ではありませんが、使い込むほど静かに艶が出る革です。

テンペスティ社といえば「エルバマット」の方を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、個人的に惹かれるのはエルバマットよりMINE(マイネ)です。

革らしい素朴さを残しながら、使い込むほどに静かに艶が増していく質感が魅力です。

バダラッシ社のリスシオやミネルバボックスほど油分は多くなく、変化も穏やかですが、その分、素材の地力がはっきり出る、どちらかといえば玄人好みの革だと思います。


テンペスティMINEの経年変化については、こちらの記事で詳しく紹介しています。


今回は、そのテンペスティ MINEのグレーを使って、SIRI SIRIさんのスマホショルダーを製作しました。


テンペスティMINEレザーの魅力

MINE(マイネ)は植物タンニン鞣しによる素朴な風合いとわずかに引き締まった手触りが特徴のイタリアンレザーです。

繊維の密度が感じられる適度なコシ、触れたときの滑らかな質感、そして控えめで奥行きのある淡い発色。

主張しすぎることなく、完成品の空気を静かに整えてくれる素材です。

時間の経過とともに徐々に油分がなじみ、穏やかな光沢が重なっていきます。バダラッシのミネルバボックスやリスシオのような比較的分かりやすい変化ではなく、ゆっくりと深まっていく経年変化が魅力です。


完成品のディテールとバランス

SIRI SIRIさんのスマホショルダーは、装飾を抑えたミニマルなデザインです。

だからこそ、革の厚みやコバの整え方、縫製の精度、パーツ同士の重なりといった細部のバランスが、全体の印象を大きく左右します。

目立つ要素を加えるのではなく、完成品として自然に成立すること。余計な主張をせず、静かに整った佇まいを保つこと。

コンパクトなプロダクトですが、その均整を支えるために細部まで整えています。

完成品の写真から、そうした空気感がわずかでも伝われば幸いです。

テンペスティMINEレザーの質感 経年変化

革の質感と経年変化|スマホショルダーという日用品

スマホショルダーは、日常的に触れる機会の多いアイテムです。

そのため、レザーの経年変化もごく自然に現れていきます。

テンペスティMINEは、摩擦や手の油分によって少しずつ艶が重なり、色味に奥行きが生まれていく素材です。

使い始めは落ち着いたマットな印象ですが、時間とともにやわらかな光沢を帯び、より深みのある表情へと変化していきます。

派手な変化ではありませんが、日々の積み重ねが確かに表情を育てていく。その過程そのものを楽しめるのも、この素材の魅力です。

小さな製品ではありますが、細部の積み重ねが最終的な印象を形づくります。

手に取ったときの質感、光の当たり方、時間とともに深まる色合い。

革の質感や経年変化を楽しみたい方に、ぜひ触れていただきたいスマホショルダーです。


※商品に関する詳細やご購入についてはSIRI SIRIさんへ直接お問い合わせください。


工房では、テンペスティMINEをはじめとするイタリアンレザーを用い、ベルトや財布などのオーダーメイド製品も製作しています。素材選びから仕立て、そして「使われて完成する」という考え方は、今回の製作とも通じるものです。

革という素材が持つ奥行きを楽しみたい方には、きっと心地よく感じていただけるはずです。

工房の製作については、こちらもご覧ください。


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