top of page

オーダーメイドベルト|ブッテーロとシノアで仕立てる

  • AZZWELL
  • 2020年10月13日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月4日

ブッテーロとシノアが生み出すオーダーメイドベルト

azzwellでは「ベルトは日常の必需品でありながら、個性を映すアクセサリーでもある」と考えています。

今回ご紹介するのは、イタリア・ワルピエ社のブッテーロ(イエロー)を使用し、フランスの麻糸シノアで手縫いを施したオーダーメイドベルトです。


ブッテーロは植物タンニンで鞣された堅牢な革でありながら、使い込むほどに色味と艶が深まり、唯一無二の表情を見せます。

そこに、手縫い専用糸として評価の高いシノアを合わせることで、質感と機能性を兼ね備えた一本に仕上がります。


フランスの麻糸、シノアの手縫糸

縫製に使う麻糸は、長年いくつかの国のものを試してきましたが現在はフランス製の「シノア」に落ち着いています。

張りがありながらもしなやかで手縫いに適した撚りと艶を持っており、革との相性も非常に良好です。

素材としての性能もさることながら、経年による色の落ち着き方や革との一体感が美しく、見た目にも上質感を与えてくれます。


黄色のオーダメイドベルト

経年変化を楽しむブッテーロの魅力

今回のご注文では、発色の良いイエローを選んでいただきました。

ブッテーロの魅力は、何といってもその経年変化。

張りのある質感が徐々に柔らかくなり、使い込むことで色合いは深まり、光沢が増していきます。

シンプルなデザインのベルトは、装飾ではなく「革そのものの美しさ」で勝負します。

鮮やかな色が落ち着いたトーンへと育つ過程もまた、オーダーメイドならではの楽しみ方です。


ご要望に応じた仕様の選択

オーダーメイドベルトは、細部の仕様まで柔軟に対応できます。

たとえば、通常は手縫いステッチでバックルを固定しますが、ご希望によりカシメでの取り付けも可能です。ステッチで上品に、あるいはカシメで無骨に。

仕上がりのイメージに合わせて選んでいただけます。

さらに、帯革の幅や剣先の形状もお選びいただけます。細めの25mm幅はシャープで洗練された印象を与え、35mm以上の幅広タイプは重厚感を強調します。

剣先の形も、丸みを持たせるか直線的にするかで印象が変わるため、実物サンプルを見ながら決定いただくのが理想です。

オーダメイドベルトのサイズ測定
  • 色見本(ブッテーロや他の革)

  • サイズ計測用の専用ベルト

  • 剣先形状のサンプル


店頭でのオーダー体験とバックル選び

工房では、オーダーをより具体的にイメージしていただけるよう、革の色見本やサイズ計測用の専用ベルト、剣先サンプルなどをご用意しています。

実際に手に取りながら素材や仕様を選ぶことで、完成後の姿をより鮮明に描けるはずです。


バックルも豊富に取り揃えており、オンラインショップには掲載していないデザインもございます。

25mm幅用のスマートなものから、35mm以上の重厚なタイプまで。

革とバックルの相性を見比べながら、自分の装いにふさわしい一本をお選びいただけます。


なお、現在は感染症対策のため、ご来店は事前予約制とさせていただいております。

安心してゆっくりとオーダーを楽しんでいただける環境をご用意しています。


オーダーメイドベルトは、単なる道具ではなく「自分の生活に寄り添う一本」としての価値を持ちます。

ブッテーロとシノアという素材の組み合わせに加え、細部の仕様をお客様のご要望に合わせて仕立てることで、世界に一つだけのベルトが生まれます。


革の変化を楽しみながら、長く愛用できる相棒として。

ぜひ工房にて、あなただけの一本をオーダーしてみてください。



bottom of page