サドルレザーの経年変化|一生使えるサドルレザーベルト
- AZZWELL
- 2024年7月15日
- 読了時間: 3分
更新日:10月22日
革製品の大きな魅力のひとつが経年変化。サドルレザーはその変化を深く味わえる素材です。
新品のときは張りと硬さがあり、控えめな艶を持つ程度ですが、日々使うほどに柔らかく、しっとりとした光沢が生まれます。
それは単なる劣化ではなく、「素材が使い手の時間を吸い込みながら育っていく」過程です。
極厚レザーが生む存在感
AZZWELLのサドルレザーベルトに使われている革は、アメリカ製の極厚革をベースにした完全オリジナル。
一般的な革とは異なり、繊維の密度が高く、しっかりとした質感を持っています。
さらに、色染め前に革の厚みを均一に整え、染色加工場にて裏染めや色止め、毛羽立ち防止の処理を丁寧に実施。こうした工程を経ることで、見た目の美しさだけでなく、使い込むほどに深みを増す仕上がりになります。
実際に手にすると、革の持つ重厚感と高級感が伝わってきます。
サドルレザーの経年変化が生み出す表情
このベルトの最大の魅力は、毎日使うことで育っていく表情の変化にあります。
新品の時点では硬さがありますが、体に馴染むにつれて柔らかくしなやかになり、自然な艶が浮かび上がってきます。
写真に写っている左が仕立てたばかりのオーダー品ベルトで右側のベルトは私が5年以上毎日使っている私物です。通勤、外出、作業…とにかく毎日巻いていますがヘタリも伸びも少なく、いまだに現役として使えています。
もちろん、使い始めの硬さはありますが身体に馴染んでくると、しなやかさとともにツヤが出て革ならではの育ち方を実感できます。
磨かれた床面(表面)の艶、使用によって柔らかくなるコシ、そして傷すらも味になる表情の変化。
お客さんには「頑張れば(体型維持)、一生使えるベルトです」と冗談半分に言っていますが本気でそれくらいの耐久性と存在感があります。

一生ものとして育てる喜び
サドルレザーは「育てる革」。
日々使うことで自然に馴染みます。雨に濡れたときは乾拭きし、乾燥が気になる季節には軽くオイルを含ませる程度で十分。過剰なメンテナンスよりも、日常的な使用こそが最高の手入れになります。
育てていく喜び
使い込むほどに風合いが増すサドルレザーは、単なる素材ではなく、「時間とともに完成していくプロダクト」です。新品よりも、数年後の姿こそが本当の魅力。
一生ものの革を手に入れるということは、自分の時間を刻み込む選択でもあります。
こちらのサドルレザーベルトは、バックルをお選びいただく形になります。
シルバーバックル、真鍮バックルなど素材の違いにより雰囲気も大きく変わりますが、どのバックルもシンプルなベルトに調和するデザインを選んでいますので、長く使える一本をお探しの方にぴったりです。
実用性と品格を兼ね備えたサドルレザーベルト。毎日使うものだからこそ、きちんと作られたものを選びたい――そんな方にこそ手に取っていただきたい一本です。
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