top of page

ベイカー社ブライドルレザーでオーダーベルト

  • AZZWELL
  • 2024年8月2日
  • 読了時間: 3分

更新日:1 日前

イギリス・ベイカー社のブライドルレザー(ブラック)を使用してオーダーベルトを製作しました。

好みによって選ぶ革はさまざまですが個人的に「ブライドル」といえばやはりベイカー社のものが一番だと感じています。


英国ベイカー社ブライドルレザーの魅力

一般的なブライドルレザーは表面にたっぷりとロウを塗り込んだ「白く粉をふいたような見た目」が特徴ですが、ベイカー社のそれは少し異なります。

ロウをしっかりと繊維の内部に浸透させてあり吟面(表面)には過剰に残さない控えめな仕上げ。

見た目に派手さはないものの奥行きのある艶感と品のある質感が際立ち経年変化を重ねるほどに深みを増していきます。

ブライドルレザーベルト

オーダーベルトとして仕立てる理由

今回製作したベルト(左側)はバックル部分をすべて手縫いで留めています。

手縫いは一針一針のテンションを調整できるためミシン縫いに比べて強度と信頼性に優れています。

日常的に動きのかかる部分だからこそ手間を惜しまずしっかりと仕上げることが長く使うためには重要です。


また、コバ(革の断面)処理にも時間をかけています。

何度もヤスリをかけ、染色・磨きを繰り返しながら手触りの良い滑らかな質感になるよう丁寧に仕上げています。使うたびに手が触れる部分だからこそ違和感のないなめらかさと自然な丸みを大切にしています。


革の厚みはしっかりと持たせながらも、腰に沿うよう設計。

剛性と柔軟性のバランスを考慮してハリを持たせた一本になりました。穴の数やピッチ(間隔)、バックルの取り付けなどもオーダー内容に応じて微調整しています。

ブライドルレザーベルト

経年変化が楽しめるブライドルレザー ベルトオーダー

写真右側は私物として5〜6年ほど使用した同じベイカー社のブライドルベルトです。

写真ではわかりづらいですが新品のベルトと比較すると色味に深みが増し、艶が現れてきているのがわかります。しっかり手入れすればこうした美しい経年変化を長く楽しめるのもこの革の魅力です。


ベイカーのブライドルレザーは繊維密度が高く、力を加えてもしなやかに受け止める粘り強さがあります。

使い始めは若干の硬さを感じるかもしれませんがすぐに体に馴染んでいきます。

見た目の美しさと使いやすさ、そして素材の力強さを兼ね備えた一本をお探しの方にぜひ手に取っていただきたいベルトです。


ベイカー社のブライドルレザーで仕立てるオーダーベルトは、お好みのバックルや仕様を選んでご注文いただけます。









bottom of page