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多用途に使えるシルバーコンチョの完成

  • AZZWELL
  • 2024年6月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:24 時間前

カバンや財布の紐どめ、ベルトのワンポイント、そしてヘアゴムやブローチとしても使えるシルバーコンチョを製作しました。

ひとつの役割にとらわれず、使う人それぞれの暮らしや装いの中で自由に取り入れていただけるようにと形や厚み、裏の構造まで何度も試作を重ねてようやく納得のいく仕上がりとなりました。

唐草コンチョ

見た目のインパクトに頼ることなく彫刻的な立体感と金属そのものの力強さを活かす。

それが今回の制作で特に意識したことです。装飾的でありながらどこか道具のような静けさも併せ持つ、そんな佇まいを目指しました。


厚みのある地金から糸ノコで形を切り出し、ヤスリで一面ずつ丁寧に削り込んでいきます。

ラインを立て、面を立体的に起こし、光と影の流れを作ることで平面だった素材が少しずつ彫刻的な存在へと変わっていきます。


裏側には使用用途に応じた足やループを設けています。

これにより革ひもや金具を通すだけでさまざまなものに取り付けることが可能です。

実用面にも配慮しつつ取り付けた時の見え方や納まりにも気を配っています。

サドルバッグ

財布の紐どめとしてはもちろんバッグのフラップのアクセントにしたり、ベルトのループ脇にひとつ添えるだけでも印象が引き締まります。

このような“用途を限定しないパーツ”は既製品ではなかなか出会えないものです。

自由にアレンジできるからこそ使い方を考える時間も楽しく、贈り物としても喜ばれています。

唐草コンチョ

仕上げは鏡面すぎず、マットすぎず、彫りと光沢のバランスを取りました。

時間が経つごとに細部にくすみが入り込み彫りの陰影がいっそう深まっていきます。

素材が語り出す経年変化も銀製品ならではの魅力です。



その他ビーズやコンチョなどはこちら


※参考写真使用の鹿革バッグはこちら

鹿革ポーチ










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