削って削って、仕上げた一点モノシルバー925 スターコンパス コンチョ
- AZZWELL
- 2024年12月2日
- 読了時間: 2分
更新日:10月20日
放射状ラインが際立つシルバー925スターコンパスコンチョ
今回製作したのは、鋭く伸びる8本の放射状のラインが特徴のシルバー925スターコンパス特大コンチョ。
銀板から切り出し、削り、磨きを重ねることで仕上げていくため、完成までには多くの時間と集中力が求められます。
放射の角度や先端の厚み、中心の膨らみといった細部にこだわり、シンプルながらも存在感のある佇まいを実現しました。
一枚の銀板から始まる制作工程
一枚の銀板を糸鋸で大まかに切り出すことから始まります。
その後、ヤスリやリューターを使いながら先端を削り、全体のバランスを整えていきます。
角度を少しずつ変えながら削る作業は、立体感を出すために不可欠な工程。
手作業ならではの工具跡をほんのり残すことで、温かみと独特の表情が宿ります。


実用性を高める独自の取り付け構造
バッグや財布の留め具として使われるシルバーコンチョは、長く愛用するうちに緩みや回転が起きやすいという課題があります。
特に革紐留めやネジ留めの構造は使用を重ねると不安定になりやすいのです。
そこで当工房では、裏側からしっかりと固定できる独自構造を開発しました。
この工夫により、日常的に使ってもコンチョが緩みにくく、安心して長くご愛用いただけます。

デザインと機能の両立
シルバーコンチョの魅力は、その表情豊かなデザインと隠れた機能性の両立にあります。
表からは洗練された輝きと放射状のラインが目を引き、裏側では確実な固定によって安定感を保ちます。
見えない部分にまで手間を惜しまないことが、長く信頼されるものづくりにつながっています。
長く使える一点物の魅力
今回製作したシルバーコンチョは、一点物。
大量生産では表現できない細やかな調整と仕上げを経て完成しています。
一点物であること、手間をかけて仕上げていることはもちろんですがそれ以上に
「長く安心して使ってもらいたい」という気持ちが、このコンチョには込められています。
バッグや長財布の留め具として、手に取るたびに心地よい重量感と手仕事を感じていただけるはずです。
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