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シルバーコンチョを財布に|手彫りで仕上げる小型シルバー925コンチョ

  • 6月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月7日

財布に取り付けるシルバーコンチョは、大きすぎても小さすぎても全体のバランスが崩れてしまいます。

今回は財布やレザーウォレットに合わせやすいサイズ感を意識し、シルバー925を使用した小型の手彫りシルバーコンチョを制作しました。


一つひとつタガネで彫りを入れ、立体感や陰影にもこだわりながら仕上げています。

財布のカスタムやオーダーコンチョを検討している方の参考になれば幸いです。



財布に合わせやすいサイズのシルバーコンチョ

今回制作したシルバーコンチョは、財布とのバランスを重視したサイズ感で制作しています。

大きすぎるコンチョは強い存在感が出る反面、小物では浮いてしまう場合があり、また逆に小さすぎると印象に残りません。

その中間を意識しながら、財布へ取り付けた際に自然とまとまるバランスを目指しました。

また、単純な平面構成ではなく、ベゼル部分に厚みと段差をつけることで立体感を強調しています。

この凹凸があるだけで、光の反射や陰影が変わり、全体の印象が引き締まります。

シンプルなデザインでも存在感を感じられるのは、この立体構成による部分が大きいです。


完成したシルバー925コンチョ

財布用シルバーコンチョを手彫りで仕上げる工程

ベゼル部分にはタガネを使い、一打ずつ模様を入れています。

幅にすると2ミリ弱ほどしかありませんが、その狭い範囲へ均一に打ち込んでいくため、非常に神経を使う工程です。

もちろん全て手作業のため、完全に同一にはなりません。

ただ、そのわずかな違いこそが手仕事ならではの魅力でもあり、機械で揃えた均一さとは違い、光の当たり方や見る角度によって細かな表情の変化が生まれます。

さらに周囲の装飾部分にも細かな模様を入れ、全体の密度感を整えていきます。


シルバーコンチョの周りにタガネで模様を入れている

財布を引き立てる立体感のあるシルバーコンチョ

装飾を終えた後は、中央の鏡面部分のみをドーム状に膨らませます。

この工程は単純に見えて難しく、周囲とのバランスを崩さず自然に立体感を出す必要があり、わずかに膨らませるだけでも光の入り方が変わったり、平面的だったものが一気に奥行きを持ち始めます。

特に鏡面部分は周囲の手彫り装飾との対比が重要になるため、磨き込みにも時間をかけています。

細かな彫り模様と滑らかな鏡面を組み合わせることで、シンプルながらも印象に残るシルバーコンチョになったのではないかと思います。



財布用オーダーシルバーコンチョも製作しています

今回は手彫りで唐草模様を入れたモデルも制作しました。

唐草模様も全て手作業で彫り込んでいるため、同じものは存在しません。

流れを意識しながら彫り進めることで、静かな中にも動きを感じる表情になり、財布へ取り付けると、小さすぎず大きすぎない絶妙なサイズ感で自然に視線を引きます。

派手さだけで主張するのではなく、細部を見た時に初めて伝わる作り込み。そういった部分を重視して制作しています。



シルバー925コンチョに手彫りで唐草模様を入れている

使い込むほど表情が変わるシルバーコンチョ

シルバーは使い込むほどに表情が変化していく素材です。

傷やくすみも含め、時間とともに独自の風合いが生まれていきます。

特に手彫り部分は凹凸によって陰影が深まり、新品時とはまた違った雰囲気へ変化していきます。

財布は毎日使うものだからこそ、経年変化を楽しめる素材との相性は非常に良いと思います。

量産では出せない細かな表情や、手仕事ならではの質感を感じてもらえれば嬉しいです。

実際にシルバーコンチョを取り付けた手縫い財布も製作しています。

財布とのサイズ感や装着イメージをご覧になりたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。



唐草コンチョをつけた黒革のサドルレザー財布

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