ブッテーロを使ったミニマムケース|キャッシュレス時代のミニ財布
- AZZWELL
- 2021年11月3日
- 読了時間: 3分
更新日:10月20日
今回はイタリア ワルピエ社のブッテーロを使用したキャッシュレス時代のミニ財布とし使える極薄ミニマムマルチケースをご紹介します。
キャッシュレス時代が変えた財布の役割
ここ数年で「財布のあり方」は大きく変化しました。
5〜6年前には、ラウンドファスナー型の長財布のように多くの紙幣やカードを収納できる大型の財布が主流でしたが、最近はそういったものを作る機会がほとんどなくなりました。
その背景には、やはりキャッシュレス化の加速があるように感じます。
コロナ禍をきっかけに電子マネーやスマホ決済の利用が一気に広がり、現金を持ち歩く必要が減った人も多いのではないでしょうか。
私自身もスマホ決済が使える場面ではスマホで、使えない時にはクレジットカードで済ませることがほとんど。そうなってくると、今までのように“たくさん入る”財布はもはや不要で、それよりも“最低限だけを気持ちよく持ち運ぶ”ことが求められていると感じました。
ブッテーロ使用キャッシュレス時代のミニマムミニ財布
そこで今回、そういったライフスタイルの変化に合わせて「最小限のサイズと機能」に特化したミニマム財布を製作しました。

一般的な財布には必ずと言っていいほど小銭入れがついていますが、今回はその部分も思い切って削りました。なぜなら、それがついた途端に“ふつうの財布”になってしまうからです。
今回のミニマム財布は、紙幣とカードにのみ特化。
1万円札を二つ折りで収納できる、ギリギリを攻めたサイズ感にしています。
それでいて、運転免許証やクレジットカード、ポイントカードなど、日常的に使うものは一通り収まるように設計しました。

上質な革と丁寧な仕立て
構造はとてもシンプル。
1枚の革を折り返すことで空間を生み、そこにカードと紙幣を収納するデザインになっています。
この一枚革仕立ては見た目のミニマルさだけでなく、手に取った時のなめらかな触り心地にもつながっています。
縫製箇所を必要最小限に抑えたことで、見た目に無駄がなく、革そのものの質感が際立ちます。
また、革の端(コバ)にはネンを入れ、丁寧に磨きをかけることで、ミニマルでありながらも上品な雰囲気に仕上げています。(画像では、紙幣10枚とクレジットカードと同等の厚みのカード8枚を収納した状態をご覧いただけます)

使いやすさとパーソナライズ性の両立
薄型設計なので、パンツの前ポケットやスーツの内ポケットに入れてもシルエットを崩すことがありません。特にスーツスタイルの方には、ポケットが膨らまないという点は大きなメリットだと思います。
ビジネスシーンでも違和感なく使えるよう見た目もきちんと感のある仕上がりにこだわりました。
また、左右のポケットで用途を分けやすいよう、片側にはホックをつけてあります。
このホックにより、カードの落下防止にもなり、視認性・使いやすさの面でも優れています。
大きな財布を持ち歩く必要がない今の時代。
カードとスマホ決済を中心とした生活スタイルにフィットするミニマムで上質なケースを探している方には、ぜひ一度試していただきたいアイテムです。
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